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あなたは生の全体性を意識したことがあるでしょうか。
私たちは大抵自分自身の小さな「個」というものに囚われがちです。
「私」というエゴ、その殻の中で生きているのです。

しかし生というものは、あらゆるものが分裂して存在するものではありません。
命というものは、宇宙全体そのものであって、全て一つの根から生まれています。
樹も草も花も、等しく同じ大地に支えられて生きています。
大地がなければ、樹も草も花も存在できないでしょう。

外見の相違はあっても、生命の本質は全て「一つなるもの」であり、
一つの全体として存在しているものです。
私たち人間も同じで、「私」や「あなた」という区別ではなく、
ただ同じ生命としての「人間」を見れば、私たちはまさに「人類」なのです。

そして人類もまた、大地と共にいき、空と共に生きています。
共に空気や水を共有し、食物を共有しています。
この点、私たちは樹や草や葉と同じであり、他の動物とも同じです。
私たちは同じ生命です。私たちは世界であり、世界は私たち自身です。

あなたはこの命の全一性を、生の全体性を感じたことがあるでしょうか。
あなたという存在と、目の前に生えている草とは、同じ一つの生命です。
同じ一つの源からエネルギーを与えられて生きている、等しい生命なのです。
この源泉から来るエネルギーによって、あるゆるものが存在しています。

生は全体として存在しています。それは無限なる宇宙です。
あなたが「個」というちっぽけな殻の中で生きることをやめ、
その外に飛び出すことができるならば、
あなたは宇宙という生の全体性を理解することができるでしょう。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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