生の革命者　J.クリシュナムルティの言葉8

「生とは、ただ単に仕事をしたり生計を立てるだけのものではありません。
生というものはとても広くて深いものなのです。
それは大いなる神秘、広大なる王国であり、
私たちはその中で人間として生き、存在しています。
もし人生というものが単に生計を立てるだけのものであるならば、
生というものの深い意義の全てを逃してしまうことになるでしょう」

文明世界の私たちの生活というものは、ほとんど機械的なものです。
毎日学校に通い、仕事に励み、お金のために人生を費やす。
生というものが、ただ生計を立てるだけのものになっており、
本来の「生」が持つその広さ、豊かさ、美しさが失われています。

人生とは、今私たちが生きているようなものでしかないのでしょうか?
毎日毎日、同じことを単調に繰り返すことが人生なのでしょうか?
良い学校に入り、良い仕事に就き、結婚し、歳をとり、
そして気がついたら人生の終わりを向かえてしまう。
はたしてそれが「生きる」ということなのでしょうか?

「生」というものを発見し、新しい次元を生きるには、
今ある人間の生き方、あり方、社会のあり方を全的に疑い、
そのレールから離れなければなりません。
同じ枠組み、レールの上にいるだけならば、
日々の生活は何も変わることのない反復的なものでしかないでしょう。

「生」とは何か、「生きる」とは何か―
それを一から探究し、自分で見出すことこそ本来の生でしょう。
それは生の真理の探究であり、広大な生の旅に足を踏み入れることです。
そこにあるのは測り知れない生の神秘、永遠に続く瞑想です。

本来、生とは、私たちが普段意識している以上に広く、深いものであり、
それは終わることのない私たち自身の大いなる旅なのです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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