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「朝とは私が目覚めている時間のことであり、夜明けは私の内部にあるのだ。
道徳の向上とは、精神の眠りをふり払う努力にほかならない。
肉体労働をやれる程度に目覚めている人間ならいくらでもいる。
だが、知性を有効に働かせることができるほど目覚めている人間となると、
百万人に一人しかいない。
詩的な人生、神聖な人生を送れるほど、となると一億人に一人くらいなものだ。
目覚めていることこそ生きていることにほかならないのに」

目覚めて生きるとは、どういうことでしょうか。
私たちの精神は目覚めているでしょうか。

目覚めている精神は、あらゆるものに気づいている鋭敏な精神です。
自分の内部の活動であれ、外部の出来事であれ、
それらに注意を払い、気づいているということです。

気づきの精神がないところには、鈍感さと惰性しかありません。
鈍感さは無自覚を作り、惰性は精神を機械的にします。

自分の感情、心の動き、または行為に気づくことは大切なことです。
もしそれらに気づかないならば、生はただ流れ去っていくだけでしょう。
自覚がないということは、無知であるということです。
人間以外の動物には自覚というものがありません。それと同じことです。

気づきと自覚のない精神は眠っています。
鋭敏に気づく精神だけが目覚めており、その気づきは多くの学びをもたらします。
気づいていないということは、精神がボンヤリしているだけであり、
それはそのまま人間の未熟さ、凡庸さに繋がっています。

気づきの精神が燃え上がっている人は、それだけ英知に溢れています。
英知は洞察力をもたらし、生に対する新しい理解を生みます。
知性がより豊かに機能するのも、精神がより気づき、目覚めているからこそです。

目覚めている精神は、あらゆる妄想や虚偽を暴き、それから脱します。
そのような精神は、何ものにも属さない完全に自由な精神です。
自由な精神、英知に溢れる精神だけが、聖なる生を歩むことができます。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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