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自己執着の強すぎる生というのは、最終的に必ず破滅に至ります。
自己に執着し、エゴが肥大化すればするほど、
その自己を喪失したときに生じる衝撃は極めて大きいものです。
そこから生じるのは、精神の混乱、精神の崩壊です。

ちょっと恐ろしいことかもしれませんが、これは事実です。
自己執着とは、ひたすら自己を高め、守り、固執することであり、
その執心はあまりに独りよがりで、自己中心的なものです。
その心は自分しか見ておらず、自分がどうなるかということしか気にしません。
そのため絶えず自分を失うことを恐れ、日々不安に縛られたままです。

自分の満足、自分の達成、自分の成就―ばかりに執心し、
何がなんでも「自分」を失うまいとするその生き様は、醜いものです。
人は自己への執心によって、自己を膨らませることはできます。
しかしその後、必ず自己の喪失がやってきます。

心の所有で、失われないものなどないのです。
心が所有するものは、いつか必ず消えてなくなるものであり、
それは「死」という現実からも間違いのないことです。
しかしそれでも、自己を何とか守り、固執し、
拡大させようとする心の働きがあります。

膨れ上がった自己がやがて一気に失われるとき、
人は奈落の底へと落ちるでしょう。
もはや立ち上がれなくなるほどの絶望と虚無の暗闇です。
精神は道を失い、混乱し、ほとんど壊れてしまいます。

いかに自己執着というものが人間にとって危険であるか、
いかに人間を破滅させ、不幸にしてしまうか―
そうならないためにも、このことはしっかりと理解しておかなければなりません。
自己執着の心は、人間の破滅と結びついた敵だということです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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