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本当に愛することを見つけ、それを生きるために、

私たち自身の中にある自己矛盾や葛藤を理解し、

そこから自由であることが、大切なことであると思います。

私たちは若い頃から、親の教育や社会の中で、人生を模索する中で、

自己矛盾を抱えてしまいがちです。

たとえば、自分は絵を描くことが好きで、それを勉強したいのに、

親が「弁護士か実業家になりなさい、そうでなければ君の教育費は出さない」と言うとき、

そこには矛盾や葛藤が生まれてくるのではないでしょうか。

そこで、無数に生じる様々な形の矛盾を取り除いて、

その苦しみ、葛藤から自由になれるかが問題となります。

矛盾は除かなくてはならないですし、どちらか一つのことをしなくてはなりません。

自分の本当にしたいことを、愛していることをするか、

愛してもいないことをするか―どちらになるでしょうか。

親や社会、外の力に屈してしまうと、生きがいは果てて、

したくないこと、愛してもいないものと一緒に生きることになってしまいます。

そのとき、自己矛盾は解決しないのではないでしょうか。

もし、親や周囲の圧力に負けないで、

「私は絵を描くことが好き。一生貧乏でもかまわない。だから絵を描くよ」と言えば、

そのとき矛盾はありません。

なぜなら、自分が本当に何をしたいのか、何を愛しているのかを知って、

心を込めてそれをするからです。

しかし、心の中では絵を描くことに生を捧げたいのに、

弁護士や実業家になってしまうと、そのとき、

その一生は苦悩や挫折や葛藤の中に生きることになり、

生きがいがなく、疲れた人間になってしまうかもしれません。

このことは、

しっかりと自分自身で問わなければならない大切な問題であるように思います。

本当にしたいことを見つけ、自分の愛しているものを見出して、

自分のすべてを捧げてそれを生きれるのなら、そのとき自己矛盾はありません。

そして、その状態に、本当の幸せや純粋な喜び、

人生の豊かさや本物の生きがいが生まれ、

幸せに溢れて一生をまっとうすることができるはずです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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