Check

心が思考のざわめきから自由であることが、
とても重要なことであると思います。
心が思考のざわめきから自由であれば、
そこには葛藤や混乱はなく、深い静けさがあります。

欲望や追求、衝動に囚われているときや、
心が過去や未来にばかり向かっているときは、
心は静かでいることなかなかできません。
また、そこには葛藤や混乱もあるかもしれません。
こうした心の問題が何もなく、過去も未来もなく、
現在の無限の広がりのなかにおいてのみ、
深い静けさがあるように思います。

あらゆるコミュニケーション、心の複雑さがやみ、
心がただ独りあるときの内面の静けさ、
不安や恐れ、欲望や追求、葛藤、多くの問題を抱えた「私＝エゴ」が、
完全に消え去ったときに生まれる静けさ、
その静けさと、ただ独りある心が、
私たちには必要ではないかと思います。

「私」にとらわれてばかりいては、心は休まりませんね。
そのとき心は思考のざわめきに縛られていると思います。
そのことに気づき、理解し、思考のざわめきが終わること、
心が思考に縛られないこと―

「私＝エゴ」という中心がないとき、
そこから生まれる思考と問題にとらわれていないとき、
そのとき心はごく自然に静かであることができるはずです。
そして、その静けさの中に、
愛の美しさや、無垢の美しさがあるのではないでしょうか。
そしてまた、そのような心から、
生の豊かさや純粋な喜び、本当の幸せも生まれてくるのではと思います。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

Trackback URL

http://divinesoul.jp/column/20150717/trackback