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心が単純であることは、とても大切なことです。

心の単純さは、愛や自由をもたらします。

しかし、心があれこれと判断し、複雑になってしまうと、

愛や自由も失われてしまいます。

心は、いつも判断しています。

「これは良い、これは悪い」「これは美しい、これは醜い」

「こんな自分ではダメだ、こんな自分は悪い」―

心は周囲の人々を判断し、自分自身についても判断し、

比較したり、計算したり、選択したりしています。

このように、心はいつもせわしなく動いていて、

それが葛藤や苦しみをもたらしています。

そこで、この心の動きに気づき、観察することができるでしょうか。

判断したり、計算したり、選択したりせずに、ただ見守ること。

心に無理強いせずに、ただ気づいていること。

このように心の動きに気づき、観察できれば、

心がいかにせわしなく動いているかがわかります。

これが分かれば、心は自然と静かになり、まっすぐになってきます。

心が、このような複雑な動きをしなくなるとき、

そこには「心の単純さ」が生まれてきます。

判断し、比較し、恐れ、葛藤してきた心が、

自らの葛藤に気づいて、曇りなく透明に、単純になってくるのです。

こうして心はすべての複雑な動きから自由になり、

葛藤を超えて空っぽになります。

これが、真の単純さです。

愛や自由が生まれるのは、この心の単純さです。

心にとって大切なことは、静けさです。

判断、比較、選択―といった葛藤をもたずに、

ただ静かにしていることができる心です。

この静けさが、心の混乱に終止符を打ち、

心に二元性―葛藤や区別や対立―のない、統一した自由をもたらします。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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