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私たちはこういう思い違いをしてます。

スピリチュアルの人生を求める人たちの中で、

「私は本当の自分を思い出したい」

「本当の自分を知るために霊的な旅をしなければならない」

といったことを考える人がいます。

しかし、これは間違いです。

このような考えはすべて「観念」でしかありません。

観念は、真実ではないのです。

私たちは、観念ではありません。

私たちは「すべての観念」以前にある存在なのです。

しかし、私たちの多くは、

「本当の自分自身を思い出したい」とか、

「宇宙の集合意識と一つにならなければならない」とか、

「霊的な進化を成し遂げたい」といった思い込みをするのです。

でも、これらはすべて「観念」なのです。

こういうことなので、もうすでに本来の自分として生きているのに、

「私は本当の自分に帰る旅をしているのだ」と思い込んでしまって、

まったく無用な努力や修養をしてしまうことなるのです。

これがいわゆる「スピリチュアル・ジャーニー(魂の旅)」と呼ばれている

もので、

人はその言葉を信じ、自分は旅をしているのだと思い込むのです。

しかし、実はそれらすべては自分の頭の中で作り出していることなのです。

つまり、観念です。

このような観念にとらわれているかぎり、

あなたはいつだって自分を駆り立てて生きていくことになります。

不毛な努力や修行を重ねて、何かに「なる」ために躍起になるでしょう。

本当の自分を体験したい、その実感が欲しい、と。

真実はそのようなものではありません。

本当の自分を思い出すとか、霊的な旅とか、

そういう観念を超えることが重要です。

そうすれば、本当の豊かさや、真の自由というものを悟るでしょう。

真実は、今ここに、あるがままのあなたにあるのです。

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