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「体の中に魂が宿っている」

こう考えている人もいますが、これは間違いです。

本当は真逆なのです。

人間の体の中に魂が宿っているのではなく、魂の中に肉体があるのです。

体は物質で、やがて消滅するものです。

しかし、体というのは魂の持ち物にすぎません。

人間の中に魂があるのではなく、”魂に包まれている”のが人間なのです。

人間に限らず、宇宙の全てがそうですが、

存在するものすべては霊に包まれ、霊の中で生きています。

物の中に霊があるのではなく、霊の中に一切があります。

だからこそ、霊はすべてのものの源であり、永遠にあり続けるものです。

人間の体が死んでも、霊や魂は生き残ります。

目に見えぬ、物質を超えたものこそ宇宙の本質であり、

それは決して消え去ることはありません。

物質は消滅するものです。

霊は不滅で永続するものです。

さらに霊とは、永遠に新しい輝きをもっています。

肉に生きれば死に、霊に生きれば永遠を得る。

このことは、多くの聖者や聖典が述べていることです。

ですから人間は肉体に執着してはいけません。

やがて消え去るものに執着するということは、

何もない空っぽの無─暗闇─に執着することと同じです。

それでは生きることはまったく無意味になってしまいます。

決して失われることのないものと共に生きることが大切です。

それはすべての源である霊と共に生きること、

この世的なものに執着せずに、高次元の光をもって生きること。

そうしてこそ、生きることは不滅となり、永遠に新たになるのです。

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