神秘への扉マイスター・エックハルトの言葉 NO.48

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人間は一人残らず、人間として生を受けた瞬間から、

善き霊、すなわち天使と、悪しき霊、すなわち悪魔とを所有している。

善き天使は絶えず善なるもの、神的なもの、

徳にしてかつ天上的で永遠的なもの勧め、またそれによって励ましている。

悪しき霊は、消滅的にして移ろいやすいもの、

悪徳であって、悪しく悪魔的なものをひっきりなしに勧め、

四六時中人間をそのようなものに向かって駆り立てている。

ほかならぬこの悪しき霊はあらゆる時に外的な人間と雑談し続け、

そうやって外的な人間を通していつも秘かに内的な人間を付け狙って待ち伏せする

が、

それはちょうど蛇が妻のエヴァのほうに無駄口を叩いて、

彼女を通して夫のアダムともお喋りを交わすにいたるのと同じ手口なのである。

内的な人間とはアダムのことである。

魂の内における樹とは常に間断なく善き果実を結ぶ善い樹である。

アダムはまた神が自らをそこに種蒔きした畑であり、

またそこに神は善き種、すなわち一切の智慧と一切の知識、

あらゆる徳とあらゆる善意の根幹をなすもの、要するに神的な本性の種子を撒くのである。

神的本性の種子とは神の子であり、神の御言葉なのである。

外的な人間とは敵意をもった人間であり、

畑に雑草の種をまき散らかした悪質な人間である。

外的な人間とは、決して善い果実を結ぶことのできない悪い樹である。

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神の力と霊の力

スピリチュアルな能力には、神の力と霊の力があります。

★【霊の力】：

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★【神の力】：

この力を生まれつき持っている人は聖者・聖仙くらいです。ほとんどの人は後天的に身につけます。人格が重要です。才能は無用です。プライドの鼻は低くなければいけません。神へのサレンダー(全托)が必要です。相手のネガティヴを受けません。カルマの「つけ」はありません。力を使ってもその見返りはありません。カウンセリング内容が中立的です。指図するより本人に考えさせます。神は現世に執着しません。

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