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立ち止まって「生」の奇跡に耳を傾けること。

あなたが本当に心を静かにして、

注意を払って耳を澄ますならば、

宇宙はあなたに語りかけてくれるだろう。

鳥のさえずりは神の声である。

風のささやきは神のささやきである。

雨の滴りは神の滴りである。

宇宙は一瞬一瞬、声を上げている。

それは生の歓喜、創造の奇跡であり、

人はそれをいつも目の前にしている。

宇宙の奇跡を感じずして人生はない。

ただ仕事仕事で世俗的な物事だけに従事するならば、

そのような生はあまりに心貧しい結果を向かえるだろう。

たとえ大金持ちになったとしても、

それでもあなたはどうしようもなく貧しいままかもしれない。

人気や名声、地位といったものを持っていても、

人はいずれ全てを手放して死んでいかなければならない。

ならば一体そのような世俗的な成功や所有にはどんな意味があるだろうか。

本当の豊かさは、所有できるものではない。

本当の豊かさは、その手で掴み取るものではない。

求めずともそこにあるもの、

握らずともそこにあるもの、

それが本当の幸せであり、なくなることのない富である。

あなたの目の前には奇跡が広がっている。

命という奇跡がある。

生きること、生きていること自体が大いなる奇跡である。

内なるものも、外なるものも、すべては命にほかならない。

生命という無限の奇跡がここにある。

喜びに終わりはない。

もしあなたが何かを所有し、それに固執し、

それが失われることに怯えながら生きるならば、

そのような人生には喜びはなく、ただ苦しみや悲しみだけが残る。

所有というものがいかに虚しく、無意味であったか、

最後になってそれを悟るのである。

つまり本当に「生きて」こなかったのである。

所有なきもの、失われることなきものこそ永遠の喜びである。

何も求めず、持たず、失わず。

そこに不滅がある。存在の純粋さがある。

求めず、持たず、失わず。

それが生命であり、宇宙である。

生命それ自体として生きることの真理を悟るとき、あなたは永遠である。

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