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人間にとって大切なものは「ハート」です。

頭のあれこれではなく、内なるハートこそ最も大切にしなければならないものです。

しかし、同じハートでも、若いハートもあれば、老いたハートもあります。

何歳になっても若きハートを保っているならば、

人生はいつも芳香漂う豊かな麗しいものになるでしょう。

そのようなハートにとっては、この世界は驚きと未知なる光に満ちています。

若きハートこそ、尽きることない喜びを生み出す泉です。

あらゆるものが新鮮さと驚きに満ち、

失われることのない好奇心と探究心がそこにあります。

それは純真無垢な少年少女のような初々しい精神であり、

人生の果かりしれない無限の可能性を秘めています。

いくつになっても初々しい若きハートの持ち主こそ、不滅の喜びの中を生きます。

老いたハートとは、まさにそのような若々しさが失われたハートです。

驚きや好奇心、純粋な喜びや人生に対する可能性、

そこから生まれてくる光の泉が枯れたハートです。

あらゆるものが固定化され、習慣化され、新鮮さは失われ、

そこには退屈や虚しさ、単調な娯楽や快楽の繰り返しがあります。

日々の日常があまりに単調で、将来に対して、人生に対して不安が先行し、

絶望や倦怠感、孤独の苦痛や虚無感が漂います。

そのようなハートは、世界に対して自らを閉ざしたのであり、

実際には恐ろしい闇の中に落ちてしまっています。

機械化し、習慣化し、惰性化してしまった精神です─

そうならないためにも、ハートを解放する必要があるのです。

固定化し、凝り固まった習慣的な精神を超えること。

過去に縛られず、知識や記憶の曇りを払いのけ、

人生と世界を常に新しい目と心で見つめられるようにすること。

常にその日その日を新しく生きれるようになること。

心の暗雲を払い、空っぽの器のようにまっさらなハートであること。

それこそ少年少女のような若きエネルギーをもったハートであり、

そのハートは肉体や年齢に関わらず常に創造的で無限の可能性を秘めるのです。

若きハートにとっては、一日一日が人生の発見であり、創造です。

子供のようなハートをもつことによって、真に人間らしい人間になれます。

ハートには年齢はありません。

瑞々しい若きハートがあれば、人生に憂いはありません。

そこにあるのは永遠の喜び、果てしない生命への旅、

一日一日が発見と驚きに満ちた、無限に広がる可能性のみがあるのです。

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