自分は何をすべきか、ということで悩む必要はない。

あなたがしなければならないこと、あなたがどう生きるべきかは、

いずれあなたの内なるスピリットが導いてくれる。

何をするべきかで焦り、右往左往するのは心が混乱している証拠だ。

「何かをする」ということだけに心が囚われているからそうなってしまう。

人生においてはただ静かに「待つ」という態度も必要なのだ。

そうすれば、やがては自分がどう生きるべきかが自然とわかってくる。

それは生の発見、自分自身の発見でもある。

同様に、あなたが出会うべき人はあなたのスピリットが会わせてくれる。

無理に急いで人間関係を構築しようとする必要はない。

人間関係だけに執着し、それを追い求めるのは寂しさからの逃避である。

あなたが無理に探さなくとも、出会うべき人とはいずれ出会う。

もし出会うことがなくても、それがあなたのスピリットの導きなのだ。

気がつけば、その人はそこにいる。

気がつけば、その人は去っていく。

これまで出会った人、これから出会う人、

すべてはスピリットの力によって起こる。

あなたがその場所に生まれ、その場所で生きているのはなぜだろう?

あなたは今なぜそこにいるのだろう?

人間は知らず知らずに導かれながら生きる。

それはあなたの運命であり、必然であり、宇宙の摂理である。

何を為すべきかが分からないならば、何もしないことが真理である。

ただ何気ない日常を生きる中で、いずれスピリットはあなたに道を指し示すだろう。

宇宙はあなたを無視することは決してない。

宇宙はいつもあなたに働きかけ、その働きによってあなたは何かに「気づく」。

その気づきが生まれるまで、無理に焦って生き急ぐ必要はない。

気づきは自然に生まれるもので、こちらから求めて得るものではない。

焦らずとも宇宙は必ず、あなたが行くべき場所に連れて行ってくれる。

なぜならそれがあなたの運命であり、必然なのだから。