この世に存在する全てには、その意味と役割があるように、

私たち一人一人の人間もまた宇宙の意味を担っている。

砂粒の一つ一つが宇宙を担っているように、

人間の一人一人も宇宙を担っている。

あなたが存在するということ、それは宇宙の意味である。

あなたがもしこの宇宙に欠けていれば、宇宙は存在しないだろう。

あなたと宇宙は一つなのだ。

あなたという宇宙の一部が欠けていれば、

宇宙は完全ではなくなり、そもそもの初めから宇宙は存在しない。

生きていることも、死んでいくことも、

全ては「宇宙」という全体性の中で起こる。

人は宇宙と分離して存在するのではない。

あなたは宇宙であり、宇宙は即あなたなのだ。

あなたが欠けているならば、宇宙もまた存在しない。

あなたには意味がある。

意味があるから存在する。

あなたは「自分には意味がない」と言うかもしれないが、

それはただ言葉で語っているだけにすぎない。

あなたがここに存在するということ、それ自体が意味なのだ。

あなたは意味を担っている。

あなたは宇宙である。

あなたは生から、宇宙から、意味から逃れることはできない。

なぜなら、あなたは即「生」であり、宇宙であり、意味であるから。

あなたは意味であり、宇宙の意味はあなたなのだ。

宇宙の意味を担っているということが、存在する全ての宿命である。

動物には動物の意味が、植物には植物の意味がある。

大地、空、風、水、石、気候、星、雨、雪─

世界の出来事の全てが意味であり、意味のない存在というものはない。

何ものも、この宿命から逃れたものは存在しない。

人間もまた、この宿命を背負い、宇宙の意味を担っている。

生きている意味について悩むことは何もない。

生きているということが、生きている意味なのだ。

「生きている」「存在している」ということが、測り知れない意味なのだ。

その気づきから、人生は大いなる次元へと羽ばたく。