宇宙は我々と一つだ。

創造されたものは全てが我々と一つだ。

自然とは我々自身だ。

だから自然が、生命が、壊され失われるとき、

それは我々自身の損失でもある。

「生」とは、一つなのだ。

「生」とは、全て一体なのだ。

宇宙の体は、我々自身の体なのだ。

もしあなたが、

この全体性の感覚を持っていないのなら、

あなたは何ものとも関係していない。

あなたは宇宙から孤立し、

その「自分」という小さな「個」にしがみついているだけだ。

「個」は決して「全体」ではない。

我々は自分の「個」に執着するからこそ、

互いに争い、自然界と分離し、

まるで自然をただの所有物であるかのように扱い、

いとも簡単に壊したり無関心になったりする。

もし自然そのものがあなたの体であるならば、

あなたは決して自然に対して無関心であったり、

傷つけたり壊したりはしない。

分離があるとき、破壊や争いが生まれる。

人間がいかにお互いを敵視し、戦い、分裂しているか、

それは今の世の中を見れば明らかだ。

分離した「個」同士、または個が集まった「集団」同士が、

互いに対立し、傷つけ合い、壊そうとする。

生の全体性に目覚めていない個というものは、

自然からも分離し、自然との一体性というものを悟らない。

真の平和、そして愛は、

宇宙との一体感、その全体性にある。

宇宙そのものがあなたの体となるまで、

小さい個というものを捨てて「全体」に溶け込むことの真理を見るとき、

そのときあなたは「生きる」だろう。

そして偽りの命ではなく、本当に命に目覚めるだろう。

本当の自由、平和、愛、美は、

我々が宇宙と一つであるという真理を見ることによって生まれる。

孤立や分離からは愛は生まれない。

愛とは、無私の全体である。