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「神のもとへあなたを徹底的に投げ出しなさい。
そうすればあなたは神的流入のすべてを純粋に受け取ることになるのである」

神に自分自身の全てを投げ出すとは、
「自分」という意識を捨て去るということです。

私たちは当たり前のように「自分」というものを意識していますが、
真に神と共に、神と一つになるためには、
「自分」という孤立した中心が終わらなければなりません。

神に満たされるとは、「私」の全てが終わるということです。
つまり完全なる無私、自我の終わりです。
そうしてのみ神が完全に満ちるのであって、
そこに「私-自分」と言いうる何ものもないのです。

自分というものを捨て、無になればなるほど神的流入は強まるのであり、
反対に自我に執着すればするほどこの流入はなくなります。

神的流入があるためには「空っぽ」でなければなりません。
もし自分の側が自我(エゴ)で満たされているならば、
そこに神の叡智が宿る余地はありません。
自我を捨て、精神的なまったき空白があってこそ、
その精神の空虚の中に無限の神性が流れ込むのです。

自我がない―自分という意識がない―とき、
「自分は神に満たされている」という意識もありません。
なぜなら、そう言わせるのが自我だからです。
自我がないとき、自分中心に考えるものが一切ないのです。
それゆえに自分が「ない」とき、神が全てで「ある」のです。

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