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心の虚しさというものは私たち一人一人の人間の中に本質的に宿っています。
誰一人例外なく、心の虚しさは私たちの中にあります。

人は自分の中にあるこの虚しさから逃げるために、
何かしらの享楽や娯楽、我を忘れられる心楽しい体験や活動に身をゆだねるかもしれません。
そのような体験や活動、快楽に身をゆだねることで、
確かに虚しさを一時的に覆い隠すことができます。
しかし、やがてまた必ず虚しさが私たちの前に顔を出してきます。

どんな体験も、活動も、快楽も、享楽も、結局はすべて一時的なものにすぎません。
つまり、どのような体験も心の逃避も一過性の満足、安心、
つかの間の喜びでしかなく、すべては消滅的な事物なのです。

一時的な満足、慰め、喜び、安心が失われると、
当然またあの漠然とした虚しさが顔を出してきます。
一時的な心の満足、安心、喜びにどれだけ執着し、依存しても、
人はこの底知れない虚しさから逃れることはできません。

人はいつまでも虚しさを嫌悪して逃げ続けようとするかもしれませんが、
虚しさは必ず私たちの元にやってきます。
なぜなら、私たち自身が虚しさの持ち主だからです。
虚しさは、私たち自身の中にあるのであって、
どこか別のところからやってくるわけではありません。

虚しさが出現するのは、私たちの心がそうさせているのであって、
外部からいきなり訪れるのではありません。
虚しさは常に私たち自身の中に、私たちの心と共にあるのです。

まずこのことを理解することが重要です。
虚しさは人間自身の心の在りようだということ。
それは自分自身の心が作り出したものであるということ。
このことを知ることで、自らの逃避的な活動や外部への執着に気づき、
その執着や欲を手放すことを学び、心は徐々に虚しさを超えていくでしょう。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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