生の革命者　J.クリシュナムルティの言葉39

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「人はただひとりあらねばならない。
しかし、ただひとりあることは孤立ではない。
ただひとりあるとは、錯雑とした貪欲と憎悪と暴力の世界、
苦痛に満ちた孤独と絶望から自由であることである」

単に世俗から逃避しても、そこに宗教性はありません。
単に世俗から離れることは、人間としての孤立でしかありません。
どんな世俗から離れても、あなたが心の問題を抱えたままならば、
そのような逃避には何の意味もありません。

人は大衆の中で暮らそうと、孤独に暮らそうと、
結局は同じ心の問題を抱えています。
欲望、恐怖、不安、葛藤、憎悪、暴力、悲しみ、絶望窶能r
これら一切が私たち人間の問題です。

ただひとりあるということは、
このような心の問題から完全に自由であるということです。
もしこの心の問題から完全に自由であるならば、
その人はどこで暮らそうとも精神的に自由であり、
どこにいようとも真の宗教性を持つのです。
なぜなら、彼は何ものにも囚われず”ただひとり”あるからです。

ただひとりある人間は、孤独だろうと集団の中にいようと、
常に心の自由と単独性を持ちます。
そのような生こそ真に宗教的な生なのです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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