生の革命者　J.クリシュナムルティの言葉36

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「自己放棄における厳粛さこそが美である。
自己放棄がなければ美には何の真実もない」

自己に執着する精神とは非常に未熟で卑小なものです。
そこには何の美も徳もありません。
自己執着、エゴにまみれた生ほど醜いものはありません。

人間における真の美しさとは、
自己を完全に放棄することです。
エゴを完全に捨て去って生きるということです。
それは言わば自分を「無」にする生き方です。

どんなに外見が美しくても、
人間としての中身が欲望とエゴにまみれているならば、
その人は非常に醜い人間でしょう。
人間の真の美しさは、自我の放棄にあります。

花は自我(エゴ)を持ちません。
それはただ無言で咲いています。だから美しいのです。
もし花が口を開いて愚痴や悪口を言い始めたとしたら、
人はその花のことを「美しい」とは感じないでしょう。

人間も同じことです。
自己放棄の生、自己が無であるところに真の美があります。
それは生命そのものの美しさと厳粛さ、清らかさであり、
花のように完全な無私の生き方です。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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