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人間関係の中で、

「相手を自分の思うとおりにしたい」

「他人のことを変えたい」

と思ってしまうことはありませんか。

しかし、人を変えるということは難しいことですし、

また、人を変えようとすること自体が、無理強いや、

独りよがりなことであったりします。

イライラしたり、怒ったり、腹が立ったりするときは、

心の中に、

「どうしてあの人はこうなんだ」

「なんで自分の思うように変わってくれないんだ」

という、自分の側の無理な要求が潜んでいるかもしれません。

「自分の好むような人に変わってほしい」という要求は、

初めから無理強いだったり、自己中心的な押しつけ、

自分の価値観を相手に押しつけることではないかと思います。

自分の要求から「他人を変えよう」とすると、

相手に嫌な思いをさせるだけでなく、自分も葛藤し、苦しくなります。

それは、自分の心を自分で縛り、苦痛や混乱を招くことかもしれません。

そこで、「他人を変えよう」と躍起になるのではなく、

「自分が変わる」ことのほうが、いちばん良いのではないかと思います。

「他人を変えよう」と無理に苦しむよりも、

「自分が変わる」ほうが、楽であり、穏やかな心でいられるからです。

それは、お互いの人間関係にとっても、

争いや軋轢が生まれない方法でもあると思います。

誰かに対してイライラしたり、腹が立つようなら、

相手にそれをぶつけるのではなく、

そんな「イライラしやすい自分」「腹を立てやすい自分」を変える。

本当は誰とも争いごとはしたくないと思うなら、

「誰とも争わない自分」に変わること。

このように「他人を変える」のではなく、「自分が変わる」ことが、

いちばん楽で、葛藤なく、他者との争いもなく、

いつでも心穏やかに、心地よく生活できるカギではないかと思います。

何が起こっても、人から何を言われても、

イライラしない、怒らない、腹を立てない、声を荒げない、争わない―

そういう「自分に変わる」ことで、

いつも穏やかな心で、とらわれない心で、伸びやかに生きていける、

いつもニコニコと、温かな気持ちで、幸せに生きていける―

それは自分にとっても良いことであり、他者にとっても良いことであり、

日々を円満に、心の苦痛を抱かずに生きれるポイントであるように思います。

自分にとって、心が最も居心地の良い状態に変わること、

苦しみや葛藤の元である自分を手放すこと―

そうするほうが、「他人に変わってほしい」といつもイライラするよりも、

ずっと幸せで、伸びやかに、楽に生きていけるのではないでしょうか。

自分自身にとらわれず、自我に固執せず、

どんな出来事にも、誰に対しても、

過剰に反応したり、神経質になりすぎたり、イライラしたりせず、

初めから自分自身の心を解きほぐして、リラックスして、伸びやかに、

いつも穏やかで、温かな広い心であることができれば、

日々をずっと楽に、心地よく、幸せに生きていけるのではないかと思います。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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