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本当の学び、気づきの状態とはどういうものでしょうか。

学び、気づくためには、自由がなければなりません。

それは、まったく緊張がなく、何かを得ようとする衝動や欲もなく、

過去の知識や経験の積み重ねもない状態です。

そのとき心は、はるかに深く、機敏に学び、気づくことができます。

そのような心は、真理とは何か、愛や美とは何かを見出すための器になります。

何が真実なのかを発見できるのは、

心が知識や過去の経験の重荷から自由であるときだけです。

また、野心や願望、怖れや不安を伴う緊張がなく、

何ものにも囚われていない心だけが、真実を探究できます。

そして、真実を見出す過程には、なんの蓄積もありません。

しかし、過去の経験にとらわれたり、知識を蓄積し始めたとたん、

それは心を縛る拠点となり、重荷となり、進むことを阻む要因となります。

「生」は生きたものであり、その真実も常に新しいものであり、

それを発見するには心も新たであることが必要です。

真実を探究し、発見するためには、

心は日に日に学んだことを脱ぎ捨ててしまわなければなりません。

心が知っていること、過去の古い経験を手放してしまわなければ、

真理とは何かを見出すことはできません。

というのも、真理は常に新しいものだからです。

真理を見出すのは、いつも新鮮である心、

知識の重荷や過去の経験に汚染されていない心です。

真理は生きています。

真理は刻々と生きていて、新たで、静止していません。

それゆえ、真理を発見するような心もまた、

過去である知識や経験の重荷を背負わずに、

刻々と新たに生きていなくてはなりません。

そのときにだけ、真実の生じてくる状態があります。

生の深さ、その真実を探究し、見出すには、

心は自由でなくてはなりません。

そして自由な心とは、過去のすべてを超えて、

常に新たである心、純真無垢である心です。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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