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どのような場所、環境、人間関係の中にあっても、

私たちの多くは「愛されたい」という思いをいつも抱きます。

友人や恋人、夫、子供、またはネットでのつながり―

人々から愛されたい、愛され続けていたいという欲求があります。

なぜ、この「愛されたい」という渇望がたえずあるのでしょうか。

それは、心に寂しさ、空しさ、孤独への不安があって、

その心を満たしたいという思いがあるからです。

そのような「自分を満たしたい」という思いがあるということは、

自分自身の幸せのために、他者に依存してしまっているということです。

自分ばかりを愛してしまうとき、寂しさや虚しさがつのり、

その孤独感を満たすために「愛されたい」という衝動がいつもあります。

それは、自分ばかりに関心があり、自分ばかりを愛していて、

周りの人々を本当に愛していないということです。

愛していないから、愛されたいのです。

自分の心に本当の愛がないから、他者の愛を求めてしまいます。

もし本当に、ただ純粋に相手を愛しているならば、

そしてただそこに愛だけがあるならば、

「自分が愛されたい」とは決して思わないでしょう。

愛されたいと思う欲求があるのは、他者を本当に愛していないからです。

自分の幸せ、自分の心を満たしたいという思いのほうが強いからです。

もし、本当にただ相手を愛して、自分もただ愛に溢れているなら、

決して誰かに依存したり、愛されたいとは思わないはずです。

本当に愛するとは、自分のことを忘れて、

ただ純粋に、見返りも何も求めることなく愛することです。

報いや、幸せを相手から受け取ろうとせずに愛することです。

そして、そのように愛し、心が愛に溢れているならば、

あなたは、誰が自分のことを愛しているとか、愛していないとか、

そういうことはまったく考えず、気にしなくなるでしょう。

本当の愛とは、そのような無私の心にあります。

心が本当に愛に満ち、自分というものに囚われていなければ、

そのとき、あなたは愛されることを決して求めませんし、

誰かに自分の心を満たしてもらおうと依存したりもしません。

愛されたい、満たされたいという心があるのは、

自分の空しさや寂しさから逃げたいという衝動があるときです。

しかし、その逃避の背景には、

満たされていたいという「自分-エゴ」、利己心があり、

それが本当の愛を失わせ、心の苦しみを生んでしまうのです。

このことを理解することはとても大切です。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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