Check

孤独の寂しさというものは、とても辛く、苦しいものです。

独りでいることを恐れて、その寂しさから逃避するために、

社交行事に行ったり、娯楽に興じたり、テレビを見たり、

または誰かに依存したり、理想を追いかけたりしますが、

どんなに外に多くのものを求め、内なる寂しさを満たそうとしても、

その寂しさを根本的に乗り越えていくことは困難です。

しかし、それは乗り越えなくてはなりません。

なぜなら、乗り越えてこそ本当の宝があるからです。

寂しさを乗り越えるには、それから逃げずに、

寂しさそのものと向き合わなければなりません。

寂しさに直面し、それを理解し、通り抜けたときにのみ、

本当の心の自由と、自信が生まれます。

そのとき、心は誰にも頼っていません。

何ものも、どんな楽しみや安定、満足も求めません。

そのような心だけが、本当の意味で自由で、強い心なのです。

寂しさのうずき、その空しさの感情と向き合い、

それがやってきても逃げずに、それに留まり、

テレビを見たり、映画館に駆け込んだり、誰かに頼ったりせず、

または我を忘れるために仕事や何かに逃げずに、

寂しさそのものを見つめ、踏み込み、それを理解することが大切です。

寂しさのうずきがのしかかってきたとき、

そこから走り去って逃げようという考えをもたずに、

それに直面し、見つめることです。

もし走り去って逃げれば、決して理解できないでしょうし、

寂しさはいつでも次の角であなたを待ち構えているでしょう。

しかし、寂しさから逃げず、理解し、それを乗り越えられるなら、

そのときあなたは、もう逃げる必要はなく、

外に何かを求めたり、欲したり、

依存したりするという心がないことに気づくでしょう。

というのも、そのときあなたは、

心の自由と、本当の豊かさを知ってゆくからです。

寂しさから逃げるための負の連鎖を断ち切ったとき、

心は真の、滅びえない豊かさを理解していくでしょう。

身も心も寂しさのうずきから自由である女性―

そのような女性は、真に強い女性、真に輝く女性です。

精神的に何ものにも頼らず、一人立ちし、

しなやかで強く、凛とし、その心の内に本当の豊かさを宿しています。

それは、自らの寂しさに直面し、理解し、

それを乗り越えたからこそ生まれる強さ、優しさ、愛、豊かさです。

本当に愛に溢れ、朽ちぬ喜びを持ち、真に光り輝く女性は、

自らの寂しさを乗り越えた女性です。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

Trackback URL

http://divinesoul.jp/column/20141126/trackback