Check

人間は、ある一つの過ちに陥りがちです。

それは「自己中心的になってしまう」ということです。

この自己中心性が、社会生活や人間関係で問題を引き起こしています。

日々生活している中で大切なことは、

いつも「自分のことばかりを考えてしまっている」という自分自身に

気づくことです。

これに気づかないと、知らぬ間にたくさんの問題を作り出してしまうことに

なります。

自分中心に物事を考えすぎているところはないでしょうか。

たとえば自分の主張ばかりを押し付けたり、

自分の思い通りにならないからといって相手に不満をぶつけたり。

自分のため、自分の理想、自分の成功、自分の幸せ・・・

そうやっていつも「自分」というものが中心になってはいないでしょうか。

問題なのは、そういう自分中心の心(思考)です。

なので、まずそのことに気づいて、そんな自分に終止符を打つことが大切です。

というのも、自分中心にばかり行動をすれば、それが問題を起こす根になる

からです。

人間関係の問題のほとんどは、この自己中心性の押し付け合いです。

小さい喧嘩から、大きな喧嘩まで、自分だけが正しいのだという思いが混乱を

作ります。

ですから、そんな自己中心的になっている自分に「気づく」ということが重要に

なるのです。

「自分」というものを抑える(控える)という「謙虚さ」が大切です。

自分を押し付けようとするよりも相手のことを考える謙虚さ、

自分のことよりも相手の立場になって思いやる謙虚さ、

自分の言葉だけを言うのではなく相手の言葉を聞く(受けとめる)という謙虚さ、

そういう謙虚な心であれば、人間関係もまったく違ったものに変わってきます。

あなた自身が自己中心的であることをやめれば、すべてが変わります。

天使たちはこう言います。

「謙虚な心こそ、どんな風にも耐えられる強い心である」と。

それは受け身の姿勢ですべてを受け入れる広い心です。

そのような謙虚で、静かな受け身の心から、本当の愛や思いやりも生まれます。

人間としての本当の「美しさ」も、謙虚な精神からこそ生まれます。

これとは逆に、自分中心の独りよがり心からは、いつも葛藤や争いが生まれます。

自分のことを分かってもらおうとばかりするのではなく、

相手のことを理解しようとする受け身の精神こそ謙虚さの基本と言えます。

良い意味で自分を捨てて、相手(周りの人々)のことを考えて生活するという

姿勢です。

そういう心持ちが、やがては自由で、穏やかで、広くて強い心につながるのです。

なので、まず今の自分の問題の元である自分中心の言動に気づき、それを徐々に

終わらせ、同時に謙虚さを学び、謙虚さを養っていく努力をしていくことが、

最初の一歩です。

Trackback URL

http://divinesoul.jp/column/20140509/trackback