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いたずらに言葉ばかりにとらわれていれば、

無駄に心を悩ませ、乱すだけになる。

知恵ある精神は、沈黙を尊ぶ。

沈黙の中にこそ、生の本質があるからだ。

世間は言葉に溢れている。

言葉というものが、あまりにも重要視されているために、

沈黙の美が軽んじられている。

我々は平気で人生のほとんどを言葉に売り渡している。

命は言葉ではない。

言葉は命ではない。

言葉の海の中に溺れてもがいているならば、

一度陸地に上がってその海を見渡してみることだ。

そうすれば、言葉がいかに表面的であり、

深みのないものであるかがわかるだろう。

言葉に縛られて生きる心は、何の深みも持たない。

言葉の奴隷となるとき、人の心は自由を失う。

心の真の自由は、決して言葉の中にはない。

言葉は心を乱すものだ。

言葉が感情を呼び起こしている。

言葉にあまりに執着しているから、我々は必要以上に苦しむのだ。

日々の生活の中で「沈黙」を尊ぶこと。

言葉も思考も空っぽにして、

ただ何もない空白の心を生み出すこと。

ここに、真の安らぎと自由がある。

そしてこの沈黙と空白は、

宇宙と生命の沈黙、その無限の空白でもある。

言葉のない次元、その何もない広大な沈黙と空白にこそ、

時空を超えた原初の宇宙、生命の神聖な輝きがあるのだ。

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