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「すべての生物にはその存在理由がある。
一匹のアリにも存在理由がある。
アリはアリなりの仕方でそれを知っている。
ただ人間だけがなぜ自分が存在するのかが、
わからなくなる地点まで達してしまったのである」

世界に意義のない存在というものはありません。
あらゆる生命はその存在理由を持ち、
その宇宙の摂理に従って生きています。

意義と存在理由があるからこそ生命は存在します。
花には花の存在意義があります。
虫には虫の、動物には動物の存在意義がそれぞれあります。

彼らは何の疑問もなく生きています。
彼らは自らのまっとうすべき生をわかっているからです。
だからこそ何の無秩序も混乱もなく、
ただその生命の摂理と意義のままに生きています。
大いなる沈黙の中で、彼らは生命を燃やし尽くすだけでしょう。

しかし、人間だけが生に悩み、迷い、混乱します。
自分の存在意義がわからずに苦しむのです。
なぜ私たち人間は生きるのでしょうか?

それは人として生きるためです。人として存在するためです。
「人として生きている」ということ自体が宇宙の聖なる摂理なのです。
その宇宙の摂理があるからこそ、私たちは存在し、
そして今も一瞬一瞬宇宙に支えられて生きています。

「人として存在する」「人として生きる」窶能r
それ自体、途方もない意義を持ったことなのです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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