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「有り余る知識が、人間をみじめにしている。
知識は限定されたものであり、それはどこまでいってもその領域内にしかない。
限定された知識を終わらせることによって、
未知なるもの、不可測なるものと出会う可能性が生まれる」

知識とは過去のものであり、それは決して新たなるものではありません。
どんなに知識を膨らませても、未知なるものを見出すことはできません。
未知なるもの、測り知れないものとは、知識を超えたものだからです。

知識は記憶であり、記憶は既知のものです。
知りえない神秘を、知識や記憶で測ることはできません。
どれほど多くの知識や言葉を頭に詰め込んでも、
生の神秘を見出すことはできないでしょう。
むしろ、知識が膨らめば膨らむほど、未知の神秘は遠ざかっていきます。

測り知れないものを感じるには、
知りえる全てのものが終わらなければなりません。
つまり、知識を全て終わらせなければなりません。
知識を空っぽにして初めて、未知なるものへの感受性が開けてきます。
未知なるものを感じるのは、知識ではなく、人間の開かれた感受性です。

頭脳は記憶、思考、知識―であり、それは過去に根付いています。
頭脳の運動は既知の領域にあります。
既知の領域で動く頭脳が、未知なるものを知ることはできません。

「知る」ことは認識することであり、
認識できるものは未知なるものではありません。
未知なるものを認識することは不可能です。なぜなら、それは未知だからです。

知識、思考、認識―その全てが終わり、頭脳が静まったとき、
不可測なるもの、無限なるものへの感受性が開かれます。
それは一切の知識に汚されていないがゆえの、無垢の心、無垢の精神です。
そのような無垢の心こそ、未知なる神秘に出会うのです。

知識が空っぽで、心が常に新鮮であること―
そのとき生は、未知なる神秘を不断に開示します。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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