ドイツ神秘主義　マイスター・エックハルトの言葉18

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「もしあなたが神について何かを認識するならば、
そこで認識されたものはどんなものも決して神ではない。
あなたが神について何かを知ることは、そのことによってあなたが無知に陥り、
その無知によって動物になりはてることなのである。

なぜならば、創造されたものの中で無知なものといえば、それは動物だからである。
あなたが動物のようになりたくないと思うならば、
言葉で言い表すことのできない神について何も知ることがあってはならない」

知識というものが、未知なるものに対する感受性を鈍くします。
人間の知性によって神を認識することはできません。

人間の体は物質であり、この点では動物と何ら変わりはありません。
動物より高い知性と頭脳を持っているとしても、
やはり私たち人間もまた同じ「動物」なのです。

人間の頭脳も物質であり、物質は物質を超えたものを理解できません。
物質である頭脳をどんなに働かせても、
物質を超えた4次元の存在を理解することは不可能です。

あなたがその頭脳によって何かを認識し、知ったとしても、
それはやはりどこまでいっても頭脳という物質の領域内のことにすぎません。
人は、人間の頭脳を超えた存在については何も知ることはできません。

物質を超えること、頭脳を超えること―
それは完全に未知であり続けるということです。

頭脳の働きは常に既知の領域にあります。それは思考、認識の運動です。
既知を超え、未知の領域にあるためには、思考が止まらなければなりません。
たとえどんな思考であっても、それは頭脳という物質の働きです。
物質の領域に留まる限り、物質を超えた次元を感じることはできません。

物質でしかない思考によって神を知ることは、動物性に陥ることであり、
神をまったく知らない状態であることは、神と同じ無限の霊性の次元にあるということです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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★【神の力】：

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