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私たちが生きる意義、存在する意義とは何でしょうか。
思慮深い人々は「なぜ人間は生きるのか、なぜ世界は存在するのか」、
という問いを自分自身に投げかけたことがきっとあるはずです。

この人間の根本的な問いに縛られ、
自分自身の生きる意義や存在の意味が分からなくなって苦悩する人々もいます。
自分自身の無意味さ、無意義さを痛烈に感じてしまって命を捨てる人もいます。

なぜ私たちは生きるのでしょうか。
なぜ私たちは存在するのでしょうか。
はたしてこの問いに、答えはあるのでしょうか。
それとも、この問いをすることが無意味なことなのでしょうか。

どんな疑問や問いにも関わらず、世界は存在しています。
世界は存在し、あるゆるものが生きています。

花や植物たちは太陽の光を浴びて生長しています。
野生の鳥たちはエサを探し、ヒナを育て、命を未来に繋げていきます。
虫たちも同じように命の摂理に従って生きています。
何もせずとも風は吹き、川は流れ、雨は降り、太陽が昇ります。
そこには「なぜ生きるのか」「なぜ存在するのか」という問いは一切ありません。
生きるがゆえに生き、存在するがゆえに存在する。

まさに、生きていることそのものが生の意義であり、
命が存在しているということが存在する意義なのです。

「なぜ生きるのか」ではなく、「生きていること」が真理なのです。
「なぜ存在するのか」ではなく、「存在すること」が真理なのです。

宇宙が存在し、生命が存在すること。
それ自体が途方もない神秘であり、聖なることなのです。

生きる意義について悩むことは無意味です。
なぜなら、生の意義とは、生きていることそのものだからです。
生き続けること、存在し続けること、それが「生」なのです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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