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人間はあらゆるものを想像することができます。
神の姿を想像することもできますし、来世の自分を想像することもできます。
この世に存在しないものを投影して、自分の心を喜ばせることだってできるでしょう。

しかし、たとえそれがどんなものであれ、
想像というのは非現実なものです。
私たちはこの世にないことを自分勝手な都合で想像できますが、
そのような想像物はあきらかに幻想であり、虚偽でしかありません。

自分が頭の中で想像したものを現実と思い込み、
それを信じ込むことは非常に危険なことです。
私たちは確固として現実を生きなければなりません。
真のリアリティは夢想の中にではなく、現実を生きることにのみあるのです。

人は自分の来世というものを想像することができますが、
そのような想像はあきらかに単なる妄想です。
何の根拠もない夢想というのは、現実からの逃避であり、
自己実現のために自分の都合のよいものを頭に思い描いているだけなのです。

真理は夢想とは正反対のものです。なぜなら夢想は虚偽、偽物だからです。
夢想があるところには、決して真理はありません。
真理は真のリアリティであって、それは想像の領域にはありません。
リアリティと想像は、互いに相反するものです。

神を想像することはできません。来世を想像することもできません。
もしそれらを想像しているならば、あなたは虚偽と自己欺瞞に陥っているのです。
夢想とは、独りよがりな妄想でしかありません。
現実をしっかりと生きるには、夢想をきっぱりと否定しなければなりません。

真理のあるところ、夢想も想像もありません。
真理とは、完全に”現実を生きる”ところにあるのです。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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