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あなたは、ただ何もせずにじっと沈黙したことがあるでしょうか。
私たちの生活は常に慌しく、忙しいもので、
「何もしない時間」の大切さが失われています。

どんな意図もなく、どんな目的もなく、どんな行為もなく、
「ただ在ること」はとても重要なことです。

野に咲く花は、ただ黙ってそこに存在しています。
大地に立つ樹も、ただじっとそこに存在しています。
石も岩も星、ただそこに存在しています。

「存在する」ということが生命の本質です。
そこにはどんな意図も意志もなく、ただ「存在すること」だけがあります。

あなたは「ただ存在すること」の奇跡を感じたことはないでしょうか。
「存在する」ということは途方もなく神聖なことなのです。

私たちの社会や、人間の心というのは、
常に願望や欲望、野心や達成といったものに彩られています。
そこには様々に意図、作為、目的があり、それによって日々活動しています。
しかしそのような活動性しかないならば、
「ただ在ること」の美しさを感じることはできません。

あなたは「ただ在ること」の美しさ、その神秘を感じたことがあるでしょうか?
どんな意図も目的もない、ただ存在していることの素晴らしさを―
もしあなたの日々の生活が、達成や野心や願望だけになっているなら、
あなたのこの美しさ、神秘、神聖さを感じることはできないでしょう。

「ただ在ること」は、聖なる宇宙そのものの姿です。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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