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私たちの多くは、何もない虚無を恐れます。
虚無とは、何もない無、底知れない虚しさです。
そのような虚無を味わって、苦痛や恐怖を感じてしまうのが人間です。

私たちの精神は、絶えず虚無から逃げようとしています。
人間の精神にとって虚無は耐え難いものであり、
その虚無と対峙したくないがために毎日活動することに駆り立てられているかのようです。

しかし、虚無は常に私たちと共にあります。
“何もない”ということ対する虚脱感、空白感、その苦痛。
底知れない虚無は私たちに不可解な不安と恐怖を与え、
その広大で無限とも思える無の重圧は、人間にとって耐え難いものです。

その虚無に押しつぶされ、どれだけ多くの人が自らを命を絶ってきたでしょうか。
しかし、その虚無は私たち一人一人の中にあります。
誰一人例外なく、虚無は私たちの中にあります。

あなたは虚無から顔を背け、それを見まいとするかもしれません。
しかし、虚無の重圧はいつか必ずあなたにやってくることでしょう。
それから逃れることはできません。
娯楽や享楽に身をゆだねて、その虚無を忘れようとすることはできますが、
しかしいずれ虚無はあなたの前に顔を出してきます。

では一体どうすればいいか。
私たちにできることは、虚無から逃げないことです。
虚無と真正面から向かい合い、その虚無を受け入れることです。
虚無と向かい合い、それを受け入れ、それと共に生きることです。

虚無と共に生きることは、最初は苦しいかもしれませんが、
しかしそれは時間が解決してくれます。
長い間、虚無と共に生きることで私たちはその虚無に慣れ、
やがてその虚無を超えていくことができます。

虚無から逃げることは、何一つ解決をもたらしません。
虚無から逃げず、それを全面的に受け入れることが重要です。
そうすれば、やがて虚無にも耐えられる強い精神力が養われ、
もはや虚無を何とも思わないほどの自由な精神が身につきます。

虚無を超え、虚無が終わった時、自由な精神が花開いています。
その時、あなたの生はまったく新しい次元に入っていることでしょう。

◇ディヴァイン・ソウル＆梵我蓮‐スピリチュアル・ユニバーシティ‐

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